報道内容の要約6



2003年8月6日木曜日 週刊文春( 2003年8月14日・21日夏の特大号 )
慶応黒幕逮捕で怯える「 早大レイプサークル 」 の共犯者たち
−被害届は約30件−
元組織構成員へのインタビュー
「 そりゃみんなヤバイヤバイって言ってますよ。 ただ今は芋づる式にこれ以上逮捕されないように祈ってるだけですから 」
「 冬場は"鍋パーティー"っていうのが( 強姦の )もっぱらの手段だった。 怪しまれずに最初から事務所に誘えるから 」
「 6月下旬から7月初めにかけて東京スタッフ17人全員が麻布署に事情聴取で呼ばれました。 まず顔写真を撮られ、直筆で名前・あだ名・住所・電話番号・メールアドレス・身長体重・血液型・親の名前や年齢・職業、大学名・学部学科、自分の性格、いつからスーフリに関わっているかを紙に書かされました。 それから、口頭で5月18日( ※6月の逮捕のきっかけとなった事件の日 )に何をしていたか、既に逮捕されていた5人以外にキッシーさん( 岸本英之 )についてもどういう人か、随分聞かれました 」
もちろん岸本本人も複数回にわたって警察に事情を聞かれていた。
「 でも『 知らなかったで通してあるから、一切余計なことを言わないように 』 と言っていた。 しかし、ひとりの幹部には、『 ( 自分が捕まったら )あとは頼んだぞ 』 とも漏らしていました 」
7月末にスタッフたちは再度麻布署に呼ばれ、指紋の採取までされているという。 それと前後して岸本逮捕の一週間前には都内の喫茶店で"最後"のミーティングが行われていた。
「 集まったのは5、6人。 岸本とその後継者として名指しされたスタッフも参加していました。 しゃべるのは岸本ばかりで『 捜査一課に( 捜査が )移ったから、もう一度事情聴取がくる。 今度は半端なく詰められるかもしれない。 突然家に( 警察が )来る可能性もあるから不意打ちされても大丈夫なように、携帯電話に余計なメールとかを残すな 』
『 新しく弁護士を用意した 』 『 自分を悪く書いた週刊誌に抗議に行く 』 といった話でした。 そんなに普段と変わった様子ではなかった 」
※岸本英之は2003年7月21日に週刊文春編集部に抗議に訪れたが、7月31日に逮捕された。
捜査関係者へのインタビュー
「 7月中には必ずサイタイ( 再逮捕 )、新しい顔も持っていく( 逮捕する )から 」
捜査関係者は以前、そう意気込んでいたが、折りしも逮捕前日は和田と岸本の誕生日。
「 その日をはずしてやったのはちょっとした誕生日プレゼントだよ 」
さらにこう断言するのだ。
「 少なくともあと三人は持っていくから 」
実はこの台詞には、当事者のスタッフたちの間にも"思い当たること"が充分にある。
「 実は4月27日のヴェルファーレイベント後の三次会で、やはり事務所で女子大生を15、6人でマワした。 その子の彼氏がずっと事務所などに抗議に来ていたのですが、6月の逮捕後に警察に被害届を出して受理されたというんです。 それが立件されてしまうと、ほとんどのスタッフが参加したことになるので相当ヤバイ。
※2003年11月5日に7人の新たな逮捕・4人の再逮捕が報道された。 14日にさらに1人の新たな逮捕が報道された。
OBや社会人も混ざっていたようだし、みなその日のアリバイ作りに必死で『 二次会のあと一緒にいたことにしてくれ 』 とか、急に法律の本をたくさん買って来て読み出したりしてます( 元組織構成員 ) 」
前出・捜査関係者は自信満々にこう語った。
「 岸本は取り調べに対し、『 セックスはしたが合意の上 』 と言っている。 が、こちらには三十件を越す被害届と写真をはじめとして多くの証拠がある。 時間はかかるだろうが、徹底的にやっていきますよ 」  
※その後岸本英之は初公判で強姦の事実を全面的に認めた( 2003年9月17日付朝日新聞 )
※角田由紀子弁護士( 東京大学文学部卒 )著書「 性差別と暴力 」 ( 有斐閣 )( サンデー毎日2003年7月13日号 )
「 ( 強姦事件では )被害者のうち、告発する女性は1割程度 」 →30÷0.1=300

2003年9月18日木曜日 週刊文春( 2003年9月25日号 )
初公判 早大レイプサークル 元幹部の懺悔告白
和田サンは「 400人以上とヤッた 」 と自慢していた
私学の雄を揺るがした集団レイプ事件が初公判を迎えたが、法廷の場で裁かれる事件は氷山の一角だ。 純粋無垢な新入生をかどわかし、酒を飲ませたあげくに集団でレイプする。
彼らが編み出した姑息だが綿密な手口を、間近で見てきたサークル元幹部がすべて明かす!
「 事件ですべてが否定された思いです。 あそこに名を連ねていたというだけで、残ったスタッフも後ろ暗い思いをし続けることになるでしょう。 ただ、二次会以降の飲み会で一部のスタッフがレイプを繰り返していたのは紛れもない事実ですから・・・・・・ 」
スーフリの活動の本質
「 ワン・フォア・オール、オール・フォア・和田 」 に尽きる。 つまり、「 お前らは俺のおかげで最高の大学生活を謳歌しているんだから、飲み会では俺が打てる( 性交できる )よう全力を尽くせ 」 という精神。 キッシーこと岸本英之がこれを飲み会の場で説いて回っていた。
組織の役割分担
「 鬼畜班 」 ・・・マワシ( 輪姦 )に参加する組織幹部。 10人弱( 逮捕者含む )。
「 和み班 」 ・・・鬼畜班以外の組織幹部・構成員。 約40人。 現場に居合わせることも。
輪姦に不快感を示す組織構成員に対する和田の言葉
「 イベントに来る二千人のうち、マワされたい願望のあるコもいるんだ。 俺たちはそういうコを見つけるのがうまいだけなんだ 」
スーフリ専属弁護士養成計画
早大法学部の学生に司法試験を受験させる計画があった。
和田真一郎逮捕の詳細
6月9日の朝8時半頃、高田馬場の組織事務所に刑事4人が訪れた。
和田サンは関西へ出張中だったが、東京駅で逮捕された。
ゴン太こと藤村翔もこの朝自宅で逮捕された。
6月19日の新聞報道までは逮捕の事実を知っていたのは一部の幹部だけ。
和田サンは過労で入院、ゴン太は音信不通と虚偽の説明がなされていた。
組織事務所に空き巣が侵入
6月13〜15日まで主要メンバーが名古屋へ遠征している間に、事務所のドアが壊されて空き巣が入る事件があった。 警察はキッシーこと岸本英之が証拠隠滅のためにやった自作自演だと考えている様子。
押収された犯行写真
当初は事務所から押収されたと報じられていたが、ほとんどは小林潤一郎の自宅から押収されたもの。 本誌で小林潤一郎にハメ撮り癖があることは既報。
スーフリの年間行動パターン例
04月新歓コンパ
05月医大系の体育会主催ダンスパーティーに参加
06月医大系の体育会主催ダンスパーティーに参加
09月沖縄ツアー、各大学学園祭
10月各大学学園祭、医大系ダンスパーティー、鍋パーティー
11月各大学学園祭、医大系ダンスパーティー、鍋パーティー
12月鍋パーティー
10〜12月に行われる鍋パーティーの参加者は学園祭・ダンスパーティーで勧誘する。 学園祭は11月上旬の早稲田、11月下旬の慶應、東大は全員出席が義務付けられていた。 パンフ用の集合写真もこのとき撮る。
医大系のダンスパーティーに参加するのは、参加者の女性を連れてくれば、その女性をスーフリのパーティーに勧誘することを黙認するという主催者側との暗黙の了解があったため( 2003年5月18日に起きた事件は慶應義塾大学医学部ヨット部主催のダンスパーティーの二次会で発生 )。
鍋パーティーのメニュー
必ずと言っていいほどキムチ鍋。 和田サンは「 毎日食っても飽きない 」 と豪語し、「 キムチ鍋は女の子の生理作用に最も効果があるんだ 」 とも言っていた。
和田サンの人物評
友達と呼べる人はほとんどいなかった。
スタッフを駒扱いするため人望もなかった。
公私合わせて金遣いが荒く、多額の借金を抱えていた。
借金はブランド品や遊興費に使用。
そのため、消費者金融・学生ローンに加え、スタッフにも借金。
女性を性欲の吐き捨て場としか見ていない。
普通の恋愛は興味がないというかあきらめている。
「 俺はおかわりなしで400人以上とやった 」 と自慢していた。
※おかわり・・・同じ女性と二回以上性交渉を持つこと。
一度だけ彼女らしき人がいたが3ヶ月ほどしか続かなかった様子。
まともだったのはキレイ好きで几帳面な点。
ゴミの分別も完璧にやらないと気が済まない性質。
岸本英之の人物評
和田サンとは違って交友関係も広く、社交性があった。
スーフリ内で絶対権力者だった和田が唯一頭の上がらない人物。
和田サンは岸本を慕っていたが岸本は和田サンを操っていた印象。
元組織幹部へのインタビュー
「 就職を控えた元スタッフたちは将来に不安を抱いています。 ネット上で「 スーフリ 」 で検索をかければ、逮捕者以外のメンバーの個人名や写真がいくらでも出てくる。 企業の人に見られたらまともに就職もできない。 一部の心ない連中のために多くの道が閉ざされてしまう。 レイプにかかわっていたのは一部の人間だけだったことを知ってほしいんです 」
たとえ直接的には輪姦行為に参加していないとしても、
( 1 )和田らの輪姦行為を認識していたにもかかわらず、
( 2 )常習的な和田らの行為をやめさせず、
( 3 )犯行現場で被害者女性を救いもせず、
( 4 )捜査機関への通報もしないまま、
( 5 )不特定多数の女性にパーティー券を販売して利益を得、
( 6 )和田らと共にパーティー運営を行い、
( 7 )その結果二次会等へ参加した数百人の女性が被害を受けている
と思われる以上、元組織幹部・構成員は和田らの犯罪行為を認容し、その一翼を担ったと見るのが妥当であって、「 まともな就職 」 だの「 多くの道 」 だのを語る資格などないのではないかとの見方もある。
2003年11月5日に新たに逮捕が報道された7人のうちの数人がインタビューで「 自分はやっていない 」 などと大嘘をついていたことからすれば、「 レイプにかかわっていたのは一部の人間だけだった 」 という言葉もまた同様に大嘘ではないかとの見方もある。
しかし、輪姦に参加しなかったとはいえ、ほかの幹部スタッフたちが和田らの行動を知りながら、見て見ぬフリをしてきたのもまた事実だ。 小誌がかつて取り上げた被害女性の証言の数々は、悲惨を極めた。 その事実から目を背けていては、無責任のそしりは免れまい。
狂乱の宴に参加した代償が突きつけた現実はあまりにも厳しい。

2003年9月10日水曜日 文藝春秋( 2003年10月号 )
「 大学の危機 早稲田は「 慶応 」 の罠に落ちた 」
ライバルに遅れを取った早大「 拡大戦略 」 の盲点
斉藤貴男( ジャーナリスト )( 早稲田大学商学部卒 )
元組織幹部と交際している女性へのインタビュー
残党の幹部がこの秋にイベントをやろうとしている。 ヴェルファ( 六本木ヴェルファーレ )の会場も押さえたといっている。 全然懲りてない。
私も人間扱いされてなかったことはわかってる。 カレシも捕まればいいのに。
白井克彦早稲田大学総長( 専攻:電子回路論 )へのインタビュー
−あの事件の責任は、大学にはない、と?
「 直接責任はありません。 だって彼らは二十いくつの大人だから自己責任ですよ。 それは早稲田の名前をさんざん利用はしただろうけど。 逆にこっちが訴えたいぐらいだ。 裁判として成り立つかどうかはわからないが。 在籍させていたのは事実だから、社会的責任がないとは言えませんが 」

Link 早稲田大学通知  --->  (  白井勝彦総長から校友へ  )