裁判の情報6



●第25回公判 2004年3月1日月曜日13:30(第528号法廷)
  傍聴席43席、抽選なし(先着順・おそらく全員傍聴可)

関本雄貴(東京ビジュアルアーツ専門学校中退)・隆浩(元東京電機大学工学部2年)兄弟の弁論手続。
午前から降り続いた雨は時折雪に変わっていた。
検察はそれぞれ懲役4年を求刑。
約20分で閉廷する。
次回期日で判決。

●第26回公判 2004年3月4日木曜日13:30(第104号法廷)
  傍聴席91席、抽選参加者不明(抽選なし・全員傍聴可)

和田真一郎(元早稲田大学第二文学部2年)の証拠調べ手続。
検察側証人として北海道支部から2人(北大生)が出廷した。
2人は和田らとともに輪姦に参加したにもかかわらずなぜか立件されず。
和田の弁護人や裁判長から司法取引的なやり取りがなかったか質問されていた。
司法取引的なやり取りとは、証言の代わりに立件しないことが約束されたのではないかということ。
輪姦は、当初立件予定だったと思われる2003年4月27日の組織事務所のものも含まれる。
30分の休憩を挟み、約3時間半で閉廷する。
次回期日も証拠調べ手続(関本兄弟の一人が証人として出廷予定)。

13:30開廷。ムラカミケンジ証人に対する尋問
14:50休憩
15:15コンドウシンイチ証人に対する尋問
17:00閉廷。

(ムラカミ証人への検察官による主尋問)
氏名はムラカミケンジ(東京の高校を卒業)。
薄灰縦縞スーツに白シャツ。
2003年4月14日の札幌での打ち合わせで和田に「東京に来たら3人撃たせてあげる」と言われた。
2003年4月19日のイベントの二次会(和民)後、組織事務所で輪姦に参加する。
具体的には、二次会後、サヴ(未逮捕)、宇田、エザワ(未逮捕)とタクシーで事務所に移動した。
リビングに数組の男女がいた。
事務所奥のパソコンがある部屋にいて雑談したり雑誌を読んでいた。
リビングから「次は〜の番だ」という声が聞こえてきた。
オノ(未逮捕)と吉野に誘導されて岸本の部屋に連れて行かれた。
そこには服を着た女性がおり、「友達を探している」「早く帰りたい」と言っていた。
オノ(未逮捕)と吉野が馬乗りになってその女性の服を脱がせた。
ムラカミケンジはその女性を姦淫した。
その後、藤村、小林潤一郎と事務所付近のファミリーレストランで食事をした。
そのファミリーレストランはバーミヤン(新目白通り沿いか)。
そこで二人に、今の行為はまずくないかと質問した。
二人によると和姦なので問題ないとのことだった。
食事後、事務所に戻り、別の女性を嫌だと言っているにもかかわらず姦淫した。
翌朝07:00頃に帰ってきた和田との会話(※和田は「お持ち帰り」で事務所を空けていた)
和田「ムラカミ君撃てたろ。何人?」
ムラカミ「2人です」
和田「2人か、残念だな。3人と約束したのに」
東京スタッフからは「大切なお客さん」という扱いを受けた。
エザワ(未逮捕)からタクシーの中で「撃ってもらわないと」と言われた。

(ムラカミ証人への弁護人による反対尋問)
弁護人の年配の女性は耳が遠いようで、やり取りに不備が散見された。
和田からも何度か「先生、違います違います」と小声で訂正されていた。
和田は「これはダメだ」という表情で天井を見上げることもあった。
何度も検察官から異議申立があり、証人二人で約20回に及んだ(他の被告人は1度あるかないか)。
例えば、証人はイベントに500人集まらなかったと言っているのに集まったことを前提として尋問を続けるなど。
検察官は弁護人についていら立ちを隠せない様子。
裁判長が要領を得ない弁護人の代わりに尋問して弁護人に伝える場面もあった。
弁護人は証人が和田の強制ではなく自らの決断で輪姦に参加したことを強調していた。

(コンドウ証人への検察官による主尋問)
氏名はコンドウシンイチ。
北海道支部長(2003年3月就任)。
チャコールグレーのスーツに黄シャツ。
2003年4月26日(名古屋)、同年4月27日(東京)、同年5月5日(札幌)のイベントに参加した。
航空券は有限会社スーパーフリーの経費であり、自分の出費ではない。
輪姦は4月27日(東京)と5月5日(札幌)のイベント後に参加した。
名古屋では輪姦しようと思ったができなかった。
理由は和田が靴(約20〜30万円)を盗まれたため。
和田は「靴を盗まれたことよりも撃てなかったことの方が悔しい」と言っていた。
和田は「300〜400人撃っている」と自慢していた。
4月27日(東京)のイベント後、初めて輪姦に参加した。
具体的には、二次会(甘太郎)時にレジの近くに泥酔して意識のない女性がいた。
和田に指示され、その女性を一人でタクシーに乗せて事務所に連れて行った。
その女性をリビングのソファに寝かせて待機した。
他のスタッフから「先にやりなよ」と言われその女性を姦淫した。
その他にもう一人別の女性を姦淫した。
※なぜかコンドウは他の14人とは異なり、立件されなかった。
5月5日(札幌)のイベント後、二度目の輪姦に参加した。
輪姦はホテルで行われた。
2つの部屋がとられ、1人ずつ女性を部屋に入れて姦淫した。
参加したのはサヴ(未逮捕)、和田、岸本、札幌のもう一人のスタッフその他2〜3人。
自分は最初に姦淫するように言われたが勃起せず、できなかった。
途中で誤って部屋(オートロック)を締め出されてしまい、サヴ(未逮捕)が開けてもらいにフロントに行った。
サヴがうまく立ち回ったおかげで部屋の中を見られることはなかった。

(コンドウ証人への弁護人による反対尋問)
他の北海道支部のスタッフで、輪姦は絶対嫌だと毅然として断っていた者もいたとして厳しく追及していた。

(コンドウ証人への裁判官による尋問)
北海道支部スタッフ同士で輪姦について話すことはなかった。
被疑者として任意で取調べを受けたが逮捕はされていない。
警察での取調後、「これからも大学の勉強がんばりなさい」と言われた。
2003年11月8日の検察での取調後、「このまま君には卒業してもらう」と言われた。
二人とも処罰されない様子。

●第27回公判 2004年3月8日月曜日14:30(第528号法廷)
  傍聴席45席、抽選なし(先着順・おそらく全員傍聴可)

小泉創一郎(元産能大学経営学部2年)の証拠調べ手続と弁論手続。
検察は懲役4年を求刑。
約2時間で閉廷する。
次回期日で判決。

●第28回公判 2004年3月9日火曜日13:30(第528号法廷)
  傍聴席45席、抽選なし(先着順・おそらく全員傍聴可)

小林大輔(元学習院大学経済学部1年)の証拠調べ手続。
約1時間で閉廷する。
次回期日も証拠調べ手続。次々回で論告求刑。

(検察官による被告人質問)
逮捕されたのは2003年6月13日。
合意の場合が多かったと答えた小林大輔に対し、鶴田洋佐検察官が、
「それならなぜ1年に1度くらい和田に対して「反乱」が起きるのか」
「なぜ女性客から「ヤられる」という悪評を流されるのか」と追及していた。
組織では「ヤバい」「(輪姦を)止めた方がいい」と言って辞めていくスタッフが少なくなかった。

●第29回公判 2004年3月10日水曜日10:00(第528号法廷)
  傍聴席41席、抽選なし(先着順・おそらく全員傍聴可)

藤村翔(元日本大学法学部3年)の証拠調べ手続。
父母と高校時代の担任教師が証人として出廷した。
2003年4月27日の被害者女性には600万円の示談金を支払済(父親の生命保険を解約)。
約2時間で閉廷する。
次回期日も証拠調べ手続。次々回で論告求刑。

(被告人の大学までの略歴)
市立小学校を卒業(空手で黒帯取得)
私立中高一貫校を卒業
軟式野球部でレギュラー
高校1、2年次学級委員長、3年次副学級委員長
不登校の生徒を学校に来させ友人になるなどしていた
学年300人中10番以内の成績
特別推薦で日大法学部に入学した
卒業時、「皆勤賞」「優等賞」を受賞
「皆勤賞」・・・3年間無遅刻無欠席
「優等賞」・・・評定平均4.6/5.0点以上

(高校時代の担任教師の証言)
紺スーツ白シャツ。
2003年3月まで高校教師(政治経済・倫理)。
藤村が高校2、3年生のときの担任。
藤村は明るく朗らかで教師・生徒の間で信用があり、アイドル的存在だった。
様々なことを「藤村、頼むな」と任されていた。
卒業時、藤村からプレゼント(ネクタイ)をもらった。
それは藤村が推薦合格決定から卒業までに新聞配達のアルバイトをして購入したものだった。
11回生徒を送り出してきたが、卒業生からプレゼントを贈ってもらったのは藤村だけだった。
卒業後も年賀状のやり取りをしていた。
事件を起こした原因として、心の空白があったのではないかと思う。
心の空白とは、優等生というプレッシャーから解放された安ど感。
事件は2003年6月にテレビでニュースを見て知った。
当初は早稲田大学の同姓同名の別人かと思った。
その後、卒業生からの電話で藤村翔本人が事件を起こしたと知った。
事件は校長から朝礼で卒業生が起こした事件として在校生に説明されたと聞いた。
その後、突然藤村翔から手紙をもらった。
その手紙を読んで涙が出た(ここで証人は涙にむせぶ)。
(藤村翔もうなだれ、静かに涙を流していた)
被告人席に向かって「おい藤村、もうしないな」と呼びかけていた。
親族・友人以外の(情状)証人は初めて。
証人は藤村翔の更生の可能性と今後の自分の支援について非常に熱く語っていた。

(父親の証言)
濃灰スーツ白シャツ。
兄と土木建設用木材販売会社を経営。
年収は650万円程度。
極度の緊張で言葉が聞き取りにくいと弁護人に訴えていた。
スーフリ入会は2001年5月、妻から聞き、その後本人から聞いた。
学生の本分とはかけ離れていると思った。
そのため藤村翔のスーフリ入会について反対した。
その後、2001年7月に話し合いの機会を持つが大ゲンカとなった。
藤村翔は涙を流して「そういう(心配するような)サークルではない」と言い、聞く耳を持たなかった。
これまで拘置所の藤村翔から家族へ14通の手紙が届いた。
家族は藤村翔へ10通の手紙を送った。
事件当初は嫌がらせの電話などが相次ぎ、妻はノイローゼ気味となった。
そのため、日中は親族の家に身を隠していた。
被害者のことがいつも頭から離れない。
就寝時、寝返りを打った瞬間に被害者のことが頭に浮かび、そのまま夜通し起きていることが何度もあった。
商談で会話が途切れた瞬間や車の運転中に被害者のことが頭に浮かび、上の空になることもあった。
出所後は自分の木材販売会社で働かせる予定。

(母親の証言)
紺ブレザーにベージュパンツ。
やや耳が遠い様子。
2001年4〜5月、藤村翔は大学生活について何度か愚痴をこぼしていた。
大学生活が思い描いていたものと違っていたようだった。
スーフリ入会後は生き生きしていたようだった。
スーフリのビデオや写真を何度か見たが、最初は何の(悪い)印象もなかった。
交際している女性がいると言って写真を見せてくれた。
その後、しだいに得体のしれないサークルだと思うようになった。
スーフリ入会後、帰りが遅くなり、外泊することもあった。
授業にも出なくなった。
落ち着きがなく、注意力もなくなった。
藤村翔の通帳からどんどんお金が引き出されるようになった。
部屋の中はチケットやチラシ類でジャングルのようになっていた。
高校時代とは別人のようになってしまった。
2002年から事件までは不安が増大していく1年間だった。
何か起きるのではと胸騒ぎがして仕方がなかった。

(弁護人による被告人質問)
大学入学後の略歴
2001年05月スーフリ入会(小林大輔の紹介)
2002年04月初めて輪姦に参加する(組織事務所)。
ダミーサークルの飲み会(高田馬場「おたま」)後のこと。
事務所に荷物を取りに行くと小林潤一郎と関本雄貴に誘われた。
関本雄貴「ゴンタも撃てよ」
 05月二度目の輪姦(河口湖のバーベキューの際、レンタカーのワゴン車内で)
 11月東大の学祭で知り合った女性を鍋パーティー後、輪姦する。
 12月新宿での合コンで知り合った女性を歌舞伎町のカラオケ本舗で輪姦する。
2003年03月アジアンヒート(渋谷)での飲食後、カラオケボックスで輪姦する。
 04月居酒屋ニュー浅草での飲食後、組織事務所で輪姦する。
スーフリには小林大輔の紹介で入会した。
小林大輔とは2001年4月8日に入学式の三次会で共通の友人を介して知り合った。
当初は日大のサークルに入ろうと思っていたが、祖母の葬儀でサークル勧誘日に大学に行けなかった。/TD>
組織に定着した同期は10名程度だった。
事件当時は交際する女性がいた。
その女性からのプレゼントの財布を紛失し、事件当日(2003年4月27日)に紛失届を出した。
高山知幸に「ジミーちゃん4月は撃てるよ」と言っていた。
2002年12月のイベント準備中、「甘太郎の非常階段はアツい」という会話を聞いた。
小林大輔は甘太郎でアルバイトをしていた。
二次会等で甘太郎を使ったのは5回(2002年10月、2003年2月、4月27日、5月18日、5月25日)。
そのうち2003年4月27日、5月18日に非常階段で輪姦が行われた。
営業本部長と場外責任者の業務に就いていた。
営業本部長とは勧誘・チケット販売、シフト表作成等の統括者。
場外責任者とはパーティー当日の場外での整列や苦情防止・処理、スタッフ配置の責任者。
2003年4月27日の行動
 
11:00ファーストキッチン(六本木)で打ち合わせ
14:30パーティー開始
1時間の休憩中に恵比寿駅に仙台行きの新幹線の乗車券を購入しに行く。
2003年4月28日に仙台のパーティーに参加する予定だったが、財布を紛失した際に新幹線の乗車券も紛失していた。
18:30パーティー終了
19:20二次会開始(甘太郎)
20:00会計でもめる
20:40小泉に呼ばれて輪姦に参加(この女性は藤村翔からパーティー券を購入)
21:30二次会終了
22:00店を出る
2003年5月18日の事件
エリア(渋谷)での慶應義塾大学医学部ヨット部のパーティー後の二次会(甘太郎)で発生した。
2003年5月25日にスーフリのイベントを控えていたため、参加はその勧誘の意味もあった。
当日は自分の誕生日だったが一人だったこともあって参加した。
被害者女性を酔いつぶしたのは藤村翔だった。
当初被害者女性の友人を狙っていたが失敗し、標的を変更した。
途中で他の4人と目くばせなどをして輪姦の実行行為に及んだ。
被害者女性は意識はあったがぐったりしていた。
輪姦後、被害者女性に「和田というのは誰だ」と甘太郎内で怒鳴り込まれた。